職務経歴書が一向に書けない

福岡への引越しを目指して転職活動をしているわけなのだが、これがなかなかうまくいかない。

転職エージェントを2つ利用していたのだが、最初に利用していた某エージェントでは、エージェントの方と半ばケンカ別れみたいなことになってしまった。

東京−福岡という距離感もさることながら、未経験の仕事に飛び込もうとしているくせに興味がわかない会社にはやっぱり応募したくないし…とぼくがウジウジしていたためだ。

このままではいかんと反省し、今度はエージェントの方と腹を割って話してからキャリアのについてアドバイスしてもらおうと心に決め、リクナビエージェントに申し込んだ。

担当してくれた見るからに有能そうな女性エージェントの方は、初回会うなり「今日はまず原さんのお話をいっぱいお聞きします。その上で今後のキャリアについて探って行きましょう」とはっきり宣言してくださり、実際その通りにしてくださった。

最後の方は現状の不甲斐なさに自分でも思わず涙ぐみながら、滔々とこれまでの人生について語ってしまった。

その上でいろいろアドバイスをくださったのだが、やはり福岡というのはハードルが高いのではないか?ということであった。

 

もちろん福岡は都会だし、いろいろ仕事を紹介することは可能だけど、より長期的なスパンで原さんのキャリアを見るならば、20代の内くらいは東京で足場を固め実績を作ってから改めて転職してはどうでしょうか。

2020年の東京オリンピックまではひとまず好景気だし、特に東京はヒトやモノへの投資機運も高い。

人材を育成していこうという雰囲気が企業にも強くある。

かつ福岡で仕事を見つけるとなると面接のための交通費や宿泊費に数万円はかかる。

もし福岡で仕事が見つかっても(幅広く考えればほぼ間違いなく見つかるだろけど)もしまた今回のように、仕事に飽きてまた転職したいとなったときに、原さんの年齢やスキルを考えると後がないですよ…云々。

 

おっしゃることは一々もっともであるし、ぐうの音も出ない。

その上で「原さんにとって『働く意味・軸』ってなんですか?」と問われた。

その時はとっさに答えられなかったこの質問。家に帰ってよくよく考えてみた。

もっと根本的なことを考えると「ぼくがうれしい瞬間はなんだろう」ということか。

 

ぼくが喜びを感じる瞬間は、モノやヒトの知られざる魅力や事実を見つけ、それをユーモアを交えながらプレゼンするときだ、と思い当たった。

象徴的な体験は大学4年生のときの英語の授業だ(編入学をしているおかげで4年になっても英語のクラスを取ってた)。

たしかクラスの名前は「Presentation English」

その名の通り英語を使って好きなトピックをプレゼンする授業だった。

担当のニュージーランド人の先生はとてもおおらかでノリがよく

「なんでもいい、君たちが好きなトピックを好きなようにプレゼンしなさい(in English)」

という方針だった。

ぼくは当時からアルバイトをしていたメガネ屋や、自分のこれまでの人生、その時抜歯した親知らずについてなど、自由気ままにとトピックを選んでプレゼンした。

一般教養の授業の中で間違いなく最も楽しいクラスだった。

トピックを思いつきそれをどうプレゼンするか、メガネの知られざる魅力や、ぼくが種子島に住んでいた時のエピソードなど、どう面白おかしく伝えるかに毎回わくわくしていた。

基本的に事前準備や座学が苦痛でしかないぼくにとって、そのクラスは唯一と言ってもいいくらい心からたのしめたクラスだった。かつ「秀」のスコアを取ることができた数少ない授業のひとつでもあった。

 

ぼくはそういうのが好きだ。

ぼくが好きなものの魅力を言語化し、それを他人に伝えたい。その魅力を知ってほしい。

これを仕事にするとなると、どんなものがあるだろう。

それこそ転職エージェントなんていいかも知れない。

転職希望者の魅力を引き出し、それを求人企業に伝える。

飽きっぽいぼくだけれど(この飽きっぽいというのもぼくの重大な特性 のひとつだ)、転職希望者の魅力やモチベーションは一人ひとり異なるわけだし、「飽きない」気がする。

 

そんなことを考えながら、職務経歴書がなかなか書き進まず、ブログを書いちゃったりなんかして、でもやっぱり福岡に行きたいなーなんて、思ってるわけであります。

めげずにがんばりますです。(了)