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夜勤明けの女神

ぼくは週一くらいで夜勤がある。
仕事内容は日勤よりもライトな上、夜勤手当も付くので嫌いではない。
が、やはり体内リズムがくずれるし、体に鞭打っている感は否めない。
とくに朝6時ころから帰宅するまでが眠気のピークで、疲労困ぱいといった様相で帰宅している。
そんな夜勤明けの帰り道に、ひとつだけひそかな楽しみがある。
毎回と言っていいほど、あるかわいい子とすれ違うのだ。
最寄りの駅から家まで1キロ足らずの帰り道、およそ中間地点に差し掛かるところで彼女は向こう側からやってくる。
時間にして朝8時ころだ。

いわゆる普通のOLなんだろう。
その時間は駅に向かう人通りの方が圧倒的に多い。
それほど広い道ではない。
ぼくは逆方向に半ばかき分けるようにして歩いている。
最初のころは「朝からラッキー!」くらいにしか思わなかったけど、こうも毎回すれ違うとなるとちょっとドキドキしちゃうよね。
まあ必然ちゃ必然なんだけどさ。
夜勤終わりでヘロヘロでほんとは表情も死にそうだけど、彼女に会う可能性を考えるとそうも言っていられない。
電車を降りて駅構内のトイレで一旦身だしなみ整えたりなんかする自分がいるもんね。
かわいい子ってすごくて、眼に映るだけで他人をハッピーにしちゃう力がある。
そんなふうにして、今日も会えたらラッキーだなとぼんやり考えて、夜勤明けの電車に揺られながらブログを書いた。(了)

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