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とりとめもない文章

とりとめもない気持ちがあり、とりとめもない話がある。
そんなとりとめもないものごとを文章にできたらいい。
日々のなんてことない出来事がある。
なんてことない出来事にふと心動かされることもある。
ふと心にひっかかることがある。

ぼくが文章を書くのは、気持ちに句読点をつけるためでだ。
そればっかりじゃないけど、そんな理由も大きい。
きちんと文章を書こうとするとき、ぼくは自然と背筋がしゃんとする。

英国の哲学者フランシス・ベーコンの言葉でこういうものがある。

読むことは人を豊かにし、話すことは人を機敏にし、書くことは人を確かにする

実に気の利いた言葉じゃないか。
まさにその通りなのだ。
ぼくは気持ちを書くことで自分の気持を確かめている。
心の機微をなぞり、文字に起こしている…。
***
ぼくはこれまで出会った人間のなかで、どうしても気に食わない奴らが3人いる。
いや、気に食わない、なんて濁すのはやめよう。
嫌いだ。どうしても好きになれない。
顔も見たくないし、思い出すだけでムカムカする。
顔が強張り、拳がギュッとちぢこまり、心拍数があがるのを感じる。
嫌なことがあった瞬間にかぎって、彼らのことを思い出す。芋づる式に。
ネガティヴな感情と密接に結びついているのだろう。

いつか彼らについて書きたいと思う。
だかしかし、まだ当分無理だろうな。
生々しすぎるんだ、文章に落とし込むには。
1人目と距離をおいてから7年
2人目と距離をおいてから4年
3人目と距離をおいてから半年足らず

時間が療養してくれる種類のものごとがある。
書くことというのはまた違った意味合いで、違った種類のものごとに効くのだろう。

とりとめもない文章。(了)