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ここからはじまる

何かがはじまる

シェアハウスプライバシー問題

シェアハウスに住んでいるという話をすると、必ず聞かれることがある。

「プライバシーってどうなってるの?」

という質問だ。

この質問に正確に答えようとすると

「どのシェアハウスに住むかによるよ」

としか言えなくなってしまう。

シェアハウスと一口にいっても、ぼくが住むような共同部屋から半個室、完全個室まで多種多様だ。

また近年ではシェアハウス自体が増加してくる中で、オリジナリティあふれるコンセプトをもったシェアハウスも増えてきた。

女性のみ、学生のみ、ジム付き、ペット可、食事付き、楽器演奏可(防音ルームあり)などなど…。

ひつじ不動産なんか見てるとユニークな物件がいろいろあっておもしろいよ。

だからぼくがこれから書くことは、住人の9割が社会人のドミトリーに住む人間の話である、ということを念頭に読んでほしい。

ちなみに

ドミトリー (dormitory) とは、ユースホステルやゲストハウス・一部の民宿(いわゆる「ユース民宿」)や山小屋などの宿泊施設において、相部屋を前提とした部屋のこと。「 眠る(dorm)場所」が原義。

(出典:ドミトリー (宿泊施設) - Wikipedia

 

最初にはっきり言おう。

ドミトリーにおいてプライバシーなんてものは存在しない。

完全にプライベートになれる場所があるとすれば、1✕2メートル四方のベッドスペース(しかも二段ベッド)のみだ。

そこもカーテンで覆われているのみで、隙間はあるし防音性も皆無である。

したがって本当にひとりの時間や空間を必要とする人間(性格なり職業なり)には耐えられないだろう。

 

ぼくの話をする。

ぼくも根は繊細で神経質な人間だと思う。

はやりのm-gramでも#かなり繊細という結果が出た(笑) 

f:id:until32:20170517053156p:plain

(出典:ガクを構成する8性格 | m-gram (エムグラム)

 

しかしながらぼくは生まれてこのかた、純粋な意味でひとり暮らしというものをしたことがない。

実家ではもちろん家族と同居だったし、実家を離れてからも、ルームシェア学生寮にて生活をしており、「他人」が近くにあった。

厳密に言うと大学4年のとき、一年間だけアパート暮らしをしていた。

だが隣に大の仲良しの友だちが住んでおり、さながら2LDKに同居しているようなものだった。

 

大学の学生寮というのはすさまじいところで、深夜3時寝ているところを襲撃されて飲み会が開かれたり、隣部屋で殴り合いの喧嘩がはじまったり、騒ぎすぎて近所から警察を呼ばれたりとカオスの極みであった。

ぼくは編入学前も編入学後も学生寮に住んでいたが、場所は変われどそのGhettoっぷりは一貫していた。

おかげで神経はずいぶん図太くなった。

現在こうしてドミトリーでつつがなく生きていけるのは、間違いなくそれらの経験があったからである。

 

さらにぼくの住むシェアハウスは、住人の9割が社会人であることも幸いしている。

多くは土日休みのサラリーマンで、したがって生活リズムはだいたい同じだ。

遅くとも24時には誰ともなく消灯するし、騒ぎ出す人間もいない。

これが学生ばかりだったら、もうちょっと事情がちがったんじゃないかと思う。

 

とはいえ生活する中で、周囲の人間のいびきや話し声、足音がまったく気にならないと言えば嘘になる。

でも案外割り切ることができている。あきらめに近いかも知れない。

ドミトリーに住む上で、プライバシーなんてものははなから期待しちゃいけないのだ。

 

変な話だが、これがアパートであると逆に他人の生活音に敏感になってしまうように思う。

壁があればある程度の防音性を期待してしまうし、隣人とはいえ目に見えない相手には、ついつい配慮が不足することもあるだろう。

そう考えると案外壁なんてとっぱらっちゃったほうが、あきらめと配慮が生まれて快適になったりするんじゃないかな、なんて。(了)

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